こんにちは。こえだです。
突然ですが、こんな本、つくりました。
朝日新聞出版社(2019年6月7日発行)
中身は3〜5歳向けの知育本。
(知育=知能を高め、知識を豊かにするための教育)
昆虫好きのお子様は必見!!!
そんな本の中に、こんな企画があります。
その名も、
「こんちゅう ナンバー1!」
このページでは、世界中から厳選した、すごい能力を持つ昆虫を紹介しています。
これ、調べれば調べるほど面白いんです。子どもにも大人気間違いなし!
今回はそこで登場した昆虫のなかから厳選した、驚くべき能力を持つ昆虫を3種!
さらに掘り下げていこうと思います。
昆虫の力・・・
身近な奴らでも、その凄技におどろき、おののいたこと、ありませんか?
たとえばそう、
G!!!ゴキゴキ・・・
・・・と聞いて、この記事から離れようとしたあなた。
大丈夫です。たしかに奴の体の硬さ、スピード、そして生命力には類い稀なるものがありますが、今回紹介するのはもうちょっとかわいい昆虫達です(ゴキブリもかわいいところありますけどね!)。
力持ち、ジャンプ力、熱さの3つのテーマから、それぞれの「ナンバーワン」(※)に輝いた昆虫はこちらです。
※編集者調べ
フンコロガシは自分の体重の約1000倍以上の重さのものを転がすことができます。フンコロガシの重さは最大約100gなので、100kgの糞でも転がせることになります。
・・・そんな糞、ある?
70kgの人間で例えると・・・なんと7t以上のものを動かすことができるんです!
普通のバスが6台重なっていても、それを押すことができます。
©あわわもこ
うーん、すごい。
糞をせっせせっせと転がし続けて、いつのまにかこんなにも力持ちになったそうです。
ちなみにフンコロガシがなぜ糞を転がしているか知っていますか?
糞を食べるから?
・・・正解です。フンコロガシはおもにほ乳類の糞が好物です。
が、もう一つ理由があります。
フンコロガシは糞の中で交尾をするという習性があります。メスと交尾をするために糞を人(虫)陰に運び出し、ひそひそとことに及ぶのです。
ほら、あなたの顔にいる、そのノミです!
・・・なんて、ほとんど目には見えないほど小さなノミ。でも、そのジャンプ力は目を見張るものがあります。
ノミは自分の体長の約150倍の高さまでジャンプすることができます。170cmの人間で例えると・・・なんとその距離は250m超!
50階建てくらいのビルなら余裕で飛び越えられます。
©あわわもこ
ノミの大きさは2〜2.5mmほど。実際に35cm以上(ひざの高さを超えますね)はジャンプできると思うと、なんだか少しぞっとしませんか?
オサムシ科ホソクビゴミムシ亜科の甲虫は、危険にさらされると、お尻から高温で臭い化学物質を噴出します。なかでも俗に「屁っぴり虫」と呼ばれ、日本のほか韓国や中国などに生息するのが、ミイデラゴミムシです。
ミイデラゴミムシは敵に襲われると、「ぷっ」という派手な音とともにガスを爆発的に噴射します。その温度はなんと100度以上に達するというから驚きです。
©あわわもこ
例えば天敵のカエルなどに食べられる際。のみ込まれたあとに胃の中でそのガスを噴射して、カエルに吐き出させた、といった事例もあるほど、その「屁」の威力といったら・・・凄まじいですね。人間も同じように、触れてしまうと化学反応によって炎症を起こしてしまいます。
体は黄色に褐色の模様、あまつさえ9本の縦筋があるのでかなり目立つ存在ですが、たとえ見つけても手を伸ばさないようにしたいですね。
いかがでしたでしょうか。
臭い「クサギカメムシ」、短命の「モンカゲロウ」など、まだまだ紹介しきれない凄技を持つ昆虫達がたくさんいます。
冒頭で紹介した『昆虫知育ぶっく』ではそのような昆虫に関する図鑑から、昆虫のイラストを使った迷路、間違い探しなどの知育までをたっぷりと掲載しています。
親子と一緒に遊べて、一緒に学べる一冊ですよ〜
・・・なんて、宣伝までできちゃって、最後まで「虫のいい」こえだでした。
▼紹介した本はこちら!
osimai