突然ですが
「しつれいこかせていただきます」
というセリフを聞いた事はありますか?
このセリフは書籍やアニメ、映画やキャラクターグッズなど園児や小学生に大人気のコンテンツ
「おしりたんてい」の決め台詞なんです。
スタジオダンクでも「おしりたんてい アニメコミックシリーズ」の製作に関わらせて頂いていて、つい先日もポプラ社さんから発売された、大人気コンテンツ「おしりたんてい」のアニメコミックシリーズ第三弾を制作させていただきました。
この「おしりたんていシリーズ」は本が売れない時代といわれる現在なんと
シリーズ累計800万部を超える大ヒット作品!!
書店に行くたびに、おしりたんていコーナーで、たくさんの子どもたちが本を手に取ってくれている場面を目にし、素敵な作品に関わらせていただいている実感を感じています。
今回はそんな「アニメコミックおしりたんていシリーズ」のお話です。
おしりたんていシリーズとは
ポプラ社さんの「おしりたんていシリーズ」は
●3才以上を対象とした絵本の「おしりたんてい」
●6才以上を対象とした、読み物の「おしりたんてい」
●そして、アニメ「おしりたんてい」のオリジナルストーリーを書籍として編集したアニメコミック「おしりたんてい」の3つに分かれています。
画像のピックアップ作業
スタジオダンクではこのアニメコミックの製作をさせていただいているのですが
アニメコミックの編集では普段の編集にはない工程があるんです。
その工程とは大量の画像のセレクト作業。
アニメ「おしりたんてい」は1話あたり約20分のお話なのですが
約20分のアニメに対して画像が約27000枚!! も使われています。
パラパラ漫画でも細かく描いた方がスムーズになりますよね!それと同じなのですが27000枚……
すごい……
普段何気なく見ているテレビアニメですが、スムーズに動くアニメを見るまでには、ものすごい枚数の画像が作られているんです!!
ちなみに、掲載話にもよりますが、アニメコミックの1話で使用する画像が約300枚なので、この27000枚の画像からどの画像が最適かを全てチェックしてセレクトしています。
児童書ならではの遊び心
また手に取ってくれた子どもたちが、少しでも喜んでくれるような工夫もしているんです!
たとえば背表紙!
1冊単体で見ると
こんな感じなのですが
シリーズを並べると……
こんな感じで、おしりたんていをブラウンやマルチーズ署長がフィルムの中で追いかけているようにしています。
それから、書店では気づいてもらえないと思うのですが
カバーの下の本体表紙にもこだわっています。
普段は本体表紙をここまで作り込むことはないのですが
子どもの本っていつの間にか、カバーがなくなっていたりグシャグシャになっていたり
しますよね。
もしそうなってしまっても、本を大切に使ってもらえるようにカバー下の表紙デザインもこだわっているんです。
1巻、2巻、3巻でそれぞれ使用している画像も変えているので、チェックしてみてください!
ちなみに
カバーを取ってもおしりたんていは走っています!!
表紙以外にも中面で、いろんな工夫をしているので
是非手に取って読んでいただけたらと思います。