突然ですが、みなさんは緊張するとお腹が痛くなりますか?
もし心当たりがあるならば、それ、「病気」かもしれません…!
脅してごめんなさい。少し大げさでしたね。
でも、その可能性はなきにしもあらずなんです。
例えば、「通勤中にお腹が痛くなり電車を降りてトイレに駆け込む」「大事な用がある日は高確率でお腹を下す」といったような、腹痛や下痢の症状に悩んでいる人は要注意です。
私の上司が自身の体験をもとに企画し、私も編集に関わりこの本を制作しました。
河出書房新社から出版された「いちばんわかりやすい過敏性腸症候群」(2020年9月24日発売)
過敏性腸症候群:腸に腫瘍や炎症がないにも関わらず、日常的に下痢、便秘などの便通異常が発生する病気。
「過敏性腸症候群」って、聞いたことありますか。
英語でIrritable Bowel Syndromeといい、その頭文字をとってIBSとも呼ばれるのですが、まだあまりなじみがないかもしれません。
過敏性腸症候群は近年じわじわと患者数が増え、現代病のひとつとして認識されてきている病気なんです。
お腹の痛みって、耐えられないですよね。
本の中身を少し紹介します。
おお…うんちがいっぱい(笑)
コロコロ、カチカチ、ドロドロ、ビシャビシャのうんちがいっぱいいます!(お食事中の方すみません)
本書では便を擬人化して紹介してみました。
彼らが悩みの種ではあるのですが、ちょっとかわいく見えてこないこともない。
タイプごとにその症状と腸の様子などをイラスト付きで説明しながらテンポよく進んでいきます。
過敏性腸症候群になりやすい人の気質を紹介するページもあります。性格も関わってくるとは興味深いですね。
イラストが多いので簡単で分かりやすく、気軽に読めるのが本書の魅力です!
悩む症状にあわせてページを開く、「読む常備薬」として活用される本になればと思っております。
先日、友人に「過敏性腸症候群」について話してみたところ、自分にいくつか症例が当てはまるといい、これに病名がついていることに驚いていました。
彼女は昔から不安を感じるとお腹が痛くなることが多かったようですが、私は全く気付いておらず…
人知れず悩んでいる人が多い病気なのかもしれませんね。
今度会ったときにこの本を渡そうと思います。