新型コロナウイルスという言葉を聞いてから、もう半年が経つのでしょうか。
その間、皆さんの毎日はいかがでしたか?
私は、朝起きて、朝ご飯を食べて、歩いて会社に行ってまた歩いて帰宅、お夕飯を食べて、お風呂に入って、就寝。
次の日も・・・。
毎日が代わり映えせず、同じような時間の流れが続いていました。
内向きになって、孤立感が深まって、あーやだやだ。
自分だけの時間が増えたことで、内なる声を聴いて哲学的思索にふけるというステキな過ごし方もあるのでしょうが、私なんぞにはそんな小難しいことムリムリ。じゃあ、どうするのよ~。
あるコラムに、「こんな時だからこそ、見返りを求めず誰かのために自分の出来る範囲の何かをしてみたら、心が晴れるようなことに出会えるのではないでしょうか」とありました。
そんなとき、母のある行動から思いがけない出会いとつながりが生まれました。
おばあさんのマスク作り
最近お友達にも会えないし、家にいる時間もたっぷりあるし、マスクを手作りしようと思い立ちました。
最初は娘に。
プリーツ型のマスク、試作品だから貴女が付けてみて。
娘は、「ありがとう」の代わりに、お花を買って帰ってきました。
娘のマスクを見たお友達が、欲しいわと言いました。
立体型は、顔にぴったりフィットします。
そのお友達は、おいしい桃をくれました。
甘いけどさっぱりした味で、夏の疲れが取れるようでした。
お友達のご夫婦にも渡したいわ。
仲良しご夫婦のペアマスク、年を取ってもカッコ良く。
奥さんからキーホルダーをいただきました。
「レザークラフトを再開したのよ、もらってくれる?」
「もちろん!」
今度は、小さな女の子たち用に作ってみました。
小学校と幼稚園の彼女たちには、長方形のマスクです。
顔がまだまだ小さいので、立体型だと顔の上で動いちゃうの。
姉妹から、電話がありました。「ウサギさん、kawaiiね」って。
残暑見舞いのお葉書も届きました。マスクのお礼が書いてありました。
幸せの連鎖を
コロナ禍の影響で、一人でつらさを抱えこんだり、誰かから攻撃を受けてとても悲しい気持ちになったり、反対に他人を攻撃したいとか誰かを陥れるといった負の感情が芽生えてしまうこともあるかもしれません。
でも、ほんのちょっとの優しい気持ちで行ったほんの些細な事が、自分も相手も周りの人にも小さな幸せを運んでくれました。
自分の近くにいる人たちに思いをはせることで、たくさんの小さな幸せが繋がっていってほしい・・・。