日本は四季がある国です。
季節が一巡する間に、道端に咲く花や、ちょっとした風の吹き方の違いで春夏秋冬の移ろいを感じ、
そこに楽しみや、日々の生活の節目を見出してきました。
でも、今は少しの外出も難しい時期。
仕方のないこととはいえ、ずっと家の中にいると、季節の移ろいに気がつきにくいかもしれません。
そんなときは、カレンダーと共にこの本を眺めて、
家の中でもできる、季節を感じる伝統行事をしてみませんか?
『暮らしを楽しむ 日本の伝統行事』
立春、春分、夏至などの言葉を聞いたことがあると思いますが、
これらは「二十四節気」と呼ばれるもので、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、
さらにそれぞれを6つに分けた節目のことです。
節目にはそれぞれ、お正月、ひな祭り、お花見、十五夜……など、いろいろな風情のある行事があり、
この一冊には、日本の伝統行事の由来や作法がイラストとともに解説しています。
伝統行事は長い時間の中で、日本人の生活に寄り添う形でアレンジされながら今まで残ってきました。
この一冊では、現代の私たちの生活に合わせた、手軽で簡単に取り入れる方法を紹介しています。
時間があるときには、手間暇かけて本格的に準備をしてみたり、
忙しいときでも、ちょっとした小物や簡単な食事を用意してみたりと
自分のスタイルに合わせて楽しんでみてください。
例えば、夏には「暑気払い」として、
焼酎を本みりんで割った「本直し」や、「枇杷の葉」を煎じたお茶を飲んだりします。
私も、「本直し」を試してみたのですが、少し不思議な味がして新鮮でした。
あなたもこの一冊で、おうち時間を充実させて、心豊かにすごしてしみませんか?