マイナビ出版さんで好評を頂いている、犬の手作りごはんのレシピ本、『一緒に作って食べられる 犬のごはん』『作り置きで簡単! 犬の健康ごはん』に続いて、
今回は猫の手作りごはんの作り方を紹介したレシピ本、『はじめて作る 猫の健康ごはん』を制作しました!
手作りごはんの目的は、市販のフードだけでは不足しがちな水分や栄養素を補うことで、
病気になりにくい、健康な体を維持することを目指すこと。
猫は犬と同じくらい、私たち人間にとって親しみのある生き物ですが、
猫のごはんと犬のごはんは注意する点が異なります。
猫と犬では食生活が違います。
犬は雑食性ですが猫は肉食性。そのため、猫は野菜を歯で噛み切ったり、胃で消化したりすることが苦手です。
では、肉だけ食べさせればいいのかというと、そうでもありません。
野生の猫は獲物の小動物を丸ごと食べるため、その小動物の胃のなかにある野菜の栄養素を一緒に摂取します。
そのため、肉だけでは栄養が偏ってしまうため、人の手で猫が野菜を消化しやすいようにして、肉と一緒に与える必要があるのです。
そのほかにも、いくつかの違いがあります。
例えば、市販の猫用フードをちょっと味見したことのある飼い主さんなら、
「香りはとてもおいしそうなのに、味がない!」
と、驚いたことはありませんか?
実は、猫は味覚がとても鈍い動物。
舌にある味を感じる器官(味蕾)が、人間は約1万個、犬は約2000個ありますが、猫はたったの500個しかありません。
その代わり嗅覚がとても優れているため、猫は舌で感じる味ではなく、香りで食事の「おいしい」「まずい」を判断しているのです。
また、猫は犬よりも警戒心が強く好き嫌いが激しいため、はじめて手作りごはんを与えるときには、「小皿テスト」などのちょっとした工夫が必要です。
本書では、こうした猫のごはんの特徴や、慣れさせるための手順から解説。
毎日のごはんのためのレシピには、栄養ポイントや保存方法
そして、猫がなりやすい病気についての解説や、それを予防するための健康レシピを紹介しています。
今回、制作に協力してくださったのは、犬の手作りごはんシリーズも担当していただいた
ペット食育協会の会長である須崎動物病院の須﨑恭彦先生と、ペット食育協会の食育士のみなさまです。
ペット食育協会のサイトには、ほかにもたくさんのレシピが掲載されています。
興味のある方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
ペット食育協会 http://www.apna.jp
(おまけ)
今回、本書の表紙と挿絵を担当してくださったのは、
SNSで「にゃんこ絵師」として人気のイラストレーター・ぢゅのさん。
https://twitter.com/mofu_sand?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
なんと、Amazonで本書をご購入いただいた方には、オリジナルポストカードがついてきます!
※ポストカードはなくなり次第終了となります。