今年5月、政府が「国民皆歯科検診制度」を検討するとのニュースがありました。
日本は欧米諸国に比べて「歯」に対する意識が低いと言われています。
事実、カナダやアメリカではホームドクターとホームデンティストを持つことは当たり前。
一方、日本では、お医者様と言えば風邪をひいたときに診ていただく家の近くの内科の先生で、歯医者さんは虫歯にならない限り行かない、それが一般的かも知れませんね。
皆さんはいかがですか?
ホームデンティストとのお付き合い
昔からお世話になっている歯科医院に、半年に1回、歯のクリーニングに行っています。
先生からも、クリーニングは半年に1回で良いよ、調子が悪いなあと思ったら診るからね、と言われています。
それでいいじゃん!と思っていましたが、数カ月前からグラグラと動くほどではないけれど、たまーーに神経にあたるみたいとか、知覚過敏でかき氷系を敬遠しちゃうとかになったので、半年経たずに先生に診ていただくことにしました。
エナメル質再生療法?
先生から「まだまだ問題はないけど、ご飯がおいしく食べられなくなるのは寂しいから、何でも早め早めが良いよ。エナメル質再生療法というのがあるから今のうちにしとく?」。
何、何?エナメル・・・治療?えぇ?何だか分からないけど・・・、します!!
「エナメル質再生療法」とは、歯の表面のエナメル質の上をエナメルでコーティングする治療で、口臭予防・知覚過敏軽減・むし歯予防にも効果があるそうです。
大学病院へ
ホームデンティストに紹介状を書いていただき、大学病院へ。
すぐにエナメル質再生療法をするのだろうと思っていましたが、そうではありませんでした。
まず歯の状態をチェックして、クリーニングして、それから治療。
治療法はエナメル質再生以外にもいろいろとあるので、最適な方法を相談していくことになりました。
正しい歯磨き
歯のクリーニング中つまり歯石除去中に、先生から正しい磨き方を教えていただきました。
1.歯ブラシとデンタルフロス、歯磨き粉
先生から、
歯ブラシのヘッドは、前歯2本分で奥歯まで届く薄型が望ましい
毛は、普通か柔らかいもの
1か月で新しい歯ブラシに交換する
デンタルフロスや歯間ブラシは、使いやすいもので良い
とアドバイスをいただき、歯ブラシはよりコンパクトなものに買い換えました。
デンタルフロスはこれで良いですよ、と。
歯磨き粉は薬用*****を使っていますとお答えしたら、問題ないわと。
先生のOKは心強いです。
2.歯ブラシの持ち方
鉛筆持ちです。
この持ち方だと力が入り過ぎることはありません。
歯はきちんと磨けて、歯茎には必要以上の力がかかりません。
リバースは、こちら。
歯ブラシをくるっと回してください。
3.磨き方
まずは上奥の表側から。
歯に歯ブラシを直角に当てて小刻みに動かしながら、歯2個分を10回磨きます。
前に一つずらして10回、一つの歯に対して20回磨くことになります。
前歯を磨きます。
歯ブラシをリバースにして、反対側を奥から順番に前歯まで。
次は上奥の裏側です。
奥歯の奥と嚙合わせ部分も忘れずに、前歯裏は歯ブラシを立てて。
下の歯を上の歯と同様に、表側裏側と磨きます。
奥歯は私たちが思っている以上に深い所から生えています。歯ブラシをちょっと傾けて、深めに入れましょう。
前歯は、上の歯同様、歯ブラシを立てて磨きましょう。
次にデンタルフロスで、歯と歯の間をお掃除します。
キレイに歯石を取っていただいても、また付いてしまうのが歯垢と歯石。
唾液が出る箇所、下の前歯とか上の奥歯とかは、特に歯垢から歯石になりやすいそうです。
歯磨きは朝晩です。
デンタルフロスも朝晩。週2,3回で良いと思っていたので、「えっ、朝晩?」とは。
朝晩磨いて、すべての歯と歯間をキレイにしましょう。
ところで、歯を磨く時間ってどのくらいだと思いますか?
先生がおっしゃるには、慣れないと30分ぐらいかかるかしらと。私も最初はそのくらいでした。
1ヶ月ほど経った今では15分くらいで終わります。
土日は20分以上かけて、よりしっかり磨いています。
通院は続くよ
大学病院の診察は、まだ5回です。
目視によるチェック、レントゲン撮影、嚙み合わせの確認から始まって、今は歯石の除去中、表面だけでなく歯茎の中の歯石も取っていただいています。
健康で丈夫な歯のために、通院は続きます。