「満月珈琲店」という喫茶店をご存知ですか?
イラストレーターの桜田千尋さん(@ChihiroSAKURADA)が描く“疲れた人だけが訪れることのできるお店”という設定の、架空の喫茶店です。お店のメニューは月や星などをモチーフにした、幻想的で可愛らしいもので、その世界観に多くのファンがついています。
2021年に、満月珈琲店のメニューを実際に再現して作れるレシピ本「満月珈琲店のレシピ帖」を制作しました。
イラストからレシピを起こしてもらい、満月珈琲店の世界観を最大限に表現した、ハイクオリティの再現度で撮影してもらいました!
キレイなイラストと写真でまとめた本書は
観て癒されて、作って楽しく、食べて美味しい!
そんな一冊になっています。
そしてなんとこの本、第9回レシピ本大賞・お菓子部門で大賞を受賞しました!
しかも、今月(10月下旬)には第2弾も発売されます!
この本では人気の12星座と季節のメニューをセレクトしています。
さらに今回は、満月珈琲店のファンの皆さまに募ったアンケートで、再現レシピのリクエストが多かったメニューも登場します! どのメニューが選ばれているのか、お楽しみに!
そして特別付録があり、満月珈琲店のロゴステッカーがついてきます! これさえ貼れば、お家での満月珈琲店の再現度が増すこと間違いなしです!
カメラマンさんのノリが良く、撮影時にアザーカットも撮ってくれていました。
アングルが変わっても可愛い!
今回は“イラストにどれだけ寄せられるか”が課題だったので、映える写真になっても掲載できず……もったいなかったので、ここに載せちゃいます!
第1弾の本にもラインナップされた「いて座のりんご飴」は、青りんごに姿を変えて再登場!
ちょっと加工したLED電飾を使ったり、よりイラストに近づけた1品です。
仕上がりは、ぜひ本書で確認してみてください!
おまけにオフショットらしい1枚
高さ調整のために上げ底されたコーヒーたち。
レシピ撮影をしていると、作りたくなりますね。
ということで、再現チャレンジしてみました!
第1弾からは「満月アイスのフォンダンショコラ」
スクープしたアイスがケーキよりでかい問題が発生しましたが、概ね良い感じに仕上がったかと……!
満月アイスのフォンダンショコラは小麦粉を使っていないので、生焼けの心配なく中をトロトロに焼き上げることができて、とても作りやすかったです!
レシピで指定しているアルミプリンカップが家になかったので、紙コップで代用しました。
昔フォンダンショコラを作ったとき使った覚えがあったので使ってみましたが、バッチリいけました。(※使う前に耐熱温度などチェックしてからご使用ください)
紙コップの直径がややレシピより大きかったから、アイスが大きい感じになりました。
ちなみに
編集者になりたてのころ、スタイリストさんに「アイスを撮影するときは、高いやつにするべき」と聞いたことがやたら頭に残っています。
高いやつ、というのはつまり乳脂肪分の高い「アイスクリーム」と表記されるものになります。これはミルク分が高いから、溶けるのが比較的穏やかで扱いやすく、溶けた表面も滑らかで美味しそう……など、見た目や撮影都合的にもアイスクリームにするべき! という教えでした。
撮影のときに表面が美味しそうに溶けるとは認識していましたが、今回盛りつけてみて、確かにクラフトアイスなどよりも扱いやすかったです。
より再現度を求めるのなら、アイスはお高いやつを買うのがオススメです!
誌面ではムーンパーティーに参加しています。
撮っていたオフショットも出てきました。
最新本からは「さそり座のメレンゲクッキー」を作りました!
何気に初めてメレンゲクッキーを作りました。
2種類のメレンゲ生地を作って、絞り出したらもうそれだけでなんか可愛い。
焼きあがっても可愛さそのまま!
よく乾燥させないとベタついてしまうところが、メレンゲクッキーの難しいところ……冷めたら保存容器に入れて冷蔵庫で保存することをオススメします。
焼きあがったあといくつか置きっ放しにして、えらいことになりました。
メレンゲクッキーの完成!
サックサクで白い方は綿菓子のように甘く、ピンクの方はほんのり甘酸っぱく、食べ始めたら止まらないタイプのお菓子になりました。
満月アイスのフォンダンショコラもさそり座のメレンゲクッキーも、金箔が家になくて今回は割愛していますが、これだけでもなかなか楽しく再現できたかと思います。
ぜひ本書を読んで、お気に入りのメニューや、気になったレシピを再現してみてください。