はじめまして。
今年の7月にスタジオダンクに入社しました。古谷です。
私は、短期大学を卒業して3年ほど、飲食店とアクセサリーショップでアルバイトをしていました。
そのため、本に関わるお仕事も、オフィスでのお仕事も、そもそもちゃんと就職するのも初めてで、慣れないことがたくさんありますが、少しずつ、会社にも、仕事にも、今の生活にも慣れてきました。
本を作る上で、必要な情報をインターネットや本を使って調べることが多く、この仕事をしていなかったら、知ることもなかっただろうし、調べなかっただろうなと思うことによく出会い、24年生きてきて初めて知った!ということもたくさんあります。
毎日何かしら新しい知識が増えて、とても刺激的な日々を過ごしています。
本に関わるような経歴があるわけでもなく、通っていた学校も本とは関係ない学校だったので、「なんで本の会社に就職しようと思ったの?」と、面接でももちろん聞かれましたし、入社してからも、プライベートでも聞かれることがしばしばあります。
この会社を受けようと思ったのは、「本が好きだから」というのがいちばんの理由です。
好きなものが、形になっていく過程を知りたくて、本作りに関わってみたくて応募しました。
私が就職活動をする上で一番大事にしていたのは、「自分が好きなことや、興味のあることに関わる仕事に就く」ということでした。
自分の人生の多くを費やすであろう「働く時間」を、嫌々過ごしたくなかったからです。
それから、本が好きで、本を選んで買っていたからこそ、誰かの役に立つような、心を惹かれるような本を作ってみたいと、思ったこともきっかけです。
スタジオダンクでは様々なジャンルの本を制作しています。自分が好きなジャンルの本も、全然触れてこなかったジャンルの本にも関われることが、とても魅力的だと思い、ここで働きたい!と思いました。
私は、口頭で何かを伝えることが非常に苦手な上に、とても緊張しいなので、面接当日は本当に緊張しすぎて何を喋ったのか、聞かれた質問にどう答えたのか、もはや1ミリも記憶にないのですが、本が好きという気持ちとやる気はどうにかして、悔いがないように伝えたいと思い、話すことが苦手な分、目に見えるようにして補おう!という作戦に出ました。
何をしたかと言いますと、この会社で作られた本を実際に購入し、面接に持っていきました。
私が購入したのは、この「満月珈琲店のレシピ帖」というレシピ本です。
この本は、イラストで描かれた料理を実際に再現しているレシピ本で、今まで見たことがない本の作りだったのと、デザインや雰囲気が気に入り、これが欲しいと思って購入しました。
お菓子づくりが趣味なので、さっそくレシピを見て作ってみました。
作った時の写真も撮っていて、面接の時に余裕があったら見てもらおうと思ったのですが、買った本を見せるので精一杯でした。見てもらうことのなかった写真たちを、この場でお披露目させてください。
1つ目は、ふたご座たまごのエッグトーストです。
おしゃれな朝ごはんが食べたい時にピッタリだと思います!朝の忙しい時間でも、手軽にササっと作れそうでした。
2つ目は、おうし座のコーヒーゼリーです。
グラスに、ホワイトチョコレートを塗っているので、コーヒーとミルクだけで作るより、はっきりと白黒の層が見えました。
面接までにあまり時間がなかったので、自宅にあった材料でできるものを選んで作ったのですが、レシピ本の中にはかわいらしくて美味しそうな、作ってみたいものがまだまだたくさんあり、時間があるときに作ってみようと思っています。
入社して約2か月が経ちました。「思わず手に取りたくなるような、手元に残しておきたくなるような、誰かにとっての大切な1冊を、作れるようになりたい。」という目標を胸に、本作りの基礎を学び、少しずつ本の制作に携わっています。
未経験なので、慣れないこと、知らないことだらけの世界ですが、会社の皆さんが、優しく丁寧に教えてくださいます。知らなかったことをたくさん知ることができ、色々なものに触れて、色々な経験をさせてもらい、充実した毎日を楽しく過ごしています。
少しでも早く、会社に貢献できるように、今はひたむきに本づくりに向き合い、たくさん吸収して、精一杯頑張っていきたいと思います。