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宮城県白石市へ取材に行ってきました。

2024年3月4日
コラム
長坂

こんにちは。大学を卒業して、昨年7月に入社した長坂です。

面接時には、よそよそしく感じられた蔵前の風景も、今ではすっかり目に馴染んで、愛着が湧いてきました。

入社以来、上長や先輩方に助けていただきながら、私の想像以上に、さまざまな仕事に関わらせていただいています。

それがとても楽しくて、不思議で、幸せだと感じる日々です。

中でも今回は、編集者ってこんな仕事もできるのか!と驚いたことを紹介したいと思います。

主に実用書の編集制作を行う弊社ですが、webコンテンツに携わることもあります。

私の場合、「ペットのおうち」という、保護動物と里親をマッチングするサイトの「ストーリーズ」というコンテンツで、一部記事の取材と原稿執筆を担当させていただいています。

これまで、社長対談のため神戸に出張したり、里親になられた方のお話を聞くために東京、神奈川、千葉の個人宅にお邪魔したりしました。

つい最近も、猫の保護活動をされている「ねこ活」さんの取材のため、宮城県の白石市に出張してきました。

 

白石へ向かう電車の窓から。遠くに見える、雪を被った山が荘厳でした。

 

里親が見つかりやすい子猫ではなく、成猫や、病気を持った猫を保護しているという「ねこ活」さん。

保護活動への真摯な姿勢に、とても感銘を受けました。

他にも、猫と人間が自然体で過ごせる工夫が随所に施された、保護猫ハウス兼代表のご自宅も印象的。

例えば、猫のトイレはクローゼットの中にあり(猫はクローゼットの外側に設けられた小さな扉から出入りします)、その奥にさらにクローゼットがあって、キャットフードがしまってありました。

猫が人目を気にせず、安心してトイレができる上に、キャットフードをいたずらされる心配もないのですね。

また、寝室から玄関まで、猫の生活スペースを通らずに行ける、人間用の秘密の通路もありました。

お出かけをする際に、猫の毛が服につくことを気にしなくても良いように作られたそうです。

猫への深い愛情があるからこそ、お互いがストレスフリーに過ごせる空間づくりを大切にされていることが伝わってきました。

上長の上着で暖をとる猫ちゃん。カメラを向ける私に厳しい眼差しを注いでいます。

 

取材は基本的に、録音をしながらインタビューを行い(録音するとき、なぜだかちょっとワクワクします)、カメラマンの方に記事内で必要な写真を撮っていただき、お話が十分に聞けたら終了。

後日会社で録音を聞きながら記事を作成する、という流れです。

上長と行くこともあれば、1人で行くこともあります。

初めて1人で行った時は、不安と緊張でいっぱいで、行きの電車ではかなり挙動不審な人物だったと思います。

しかし、取材先で出会う方々の優しさに触れて、自分が緊張している場合ではない、もっと上手に話を引き出して、良い記事を書けるようになりたいと思うようになりました。

そして、プライベートでは出会うことがなかったはずの方々からお話を伺い、さまざまな考え方や生き方に触れられることは、仕事の枠を超えて、自身に影響を与えていると感じます。

自分の世界が広がっていくことが楽しいと感じる方には、ぴったりの仕事なのではないでしょうか。

まだまだわからないことばかりの新米ですが、気を引き締めて、頑張っていきたいと思います。

脱線してしまいますが、取材の翌日(幸運なことに土曜日でした)、足を伸ばして行った松島がとても素敵だったので、自慢させてください。

雄島から臨む松島湾。あまりの美しさに、芭蕉が俳句を読めなかったという逸話があります。日本三景の名に違わず、絶景でした。

 

奮発してお寿司も食べてしまいました…。お金で買える幸せがあるとしたらこのことだ、と思うほど美味しかったです。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

長坂
スタジオダンク編集部所属。いつかアフリカのサバンナでゾウの群れを見たいです。