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年に一度の記念日です

2024年9月20日
コラム
加藤

9月も半ばを過ぎたのに、まだまだ暑い日が続いています。

 「夏バテ」なんてものはすでに過ぎ去って、もはや「秋バテ」を心配しなきゃいけない気候になるなんて。夏休みのほぼ毎日を市営プールで過ごしていた子どもの頃の私だったら、「まだまだもっと泳げるぞ!」と、興奮していたかもしれません。疲れ知らずの少年時代が懐かしい……

そんな太陽の日差しが最高潮を迎えていた8月某日、私は奥様と一緒におしゃれなレストランへと行きました。

結婚記念日のお祝いです。

嬉しくもあり、ちょっぴり照れもあったりします。

そのレストランは、平日はランチやディナーなど季節の食材を使ったコース料理が自慢なのですが、ちょっとしたブライダル式場も兼ねています。

手入れの整った庭には可憐な花が咲き乱れ、小高い木も立ち並び、小さな教会も建てられおり、まさに隠れ家的な都会のオアシス。

週末になると、華やかな衣装に身を包んだ男女を多くの笑顔が囲みます。たとえ見知らぬ二人であっても、輝かしい門出を祝う光景は、見ているだけでも幸福感に包まれますね。

そして実は7年前、私たち夫婦はこの場所でささやかなながらも結婚式を挙げたのです。その縁もあって毎年結婚記念日には、当時の思い出が詰まったレストランでディナーを楽しむことが、いつの間にか年間行事となっています。

 

蟹の爪です。料理名は確か、「季節のなんとか風〜」だったような……

 

 車でレストランに向かう道すがら、「今年で何年目だっけ?」なんて言葉から、毎年会話が始まります。

「まだ銅メダルなんだねー」

奥様がスマホを見ながら答えます(運転は私です)。

結婚7年目は「銅婚式」。ちょうど世界中がパリオリンピックで盛り上がっている真っ只中です。

ちなみに「銀婚式」は結婚25年目、「金婚式」ともなると、なんと結婚50年目!

 

「銅」の登場、ちょっとばかり早すぎやしませんか!?

 

「銀婚式」はともかく「金婚式」を無事に迎える自信はまったくありません!(寿命的に)

 

 

これは仔牛のステーキです。何かが添えられています(うろ覚え)

 

とはいえ毎年結婚記念日には「今年は何婚式だっけ?」なんて話題で盛り上がれるので、それはそれで楽しいのですが、ぼんやり真面目なことも考えたりするのです。

 

「積み重ねって大事だな」と。

 

まだ結婚7年目ですが、「もう7年も経ったのか」と思う気持ちが、素直な感想です。

夜遅くまでNetflixでドラマを観て、二人して寝不足で会社に行ったり、休日はランニングやゴルフを一緒にしたり、たまにケンカもしてみたり。

思い出は、少しずつですが確実に積み重なっていきます。

それは仕事も同じこと。

漠然と、ただ仕事をこなしていくだけじゃなく、一つの仕事でのよかったこと、悪かったことをしっかりと受け止めることで、自身のスキルが積み重なっていくのだと思います。

 これからも失敗はすると思います、間違いなく。

 だけどその失敗をしっかりと、次の力へと昇華させ、前を向いて頑張っていこう。

来年の結婚記念日には、ひと回り成長した自分になるために。

 

名物である大樹の前で記念撮影。お見せできませんが、顔がこわばっています(緊張で)

加藤
スタジオダンク編集部所属。広く浅く色々なものに興味を示すも、やっぱり筋トレが一番好き。
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