分離色は、水彩絵の具の一種。1色の絵の具を水で溶くことで、複数の色が生み出されます。分離色を使えば、1本の絵の具だけとは思えない、複雑な色合いのイラストを描くことができます。「ということは、偶然の産物?」と思うかもしれませんが、基本的な知識とテクニックを身につけることで、色の出し方をコントロールすることも可能です。
本書では、誰もが分離色を使いこなせるよう、3人の人気イラストレーターが基礎からていねいに解説しています。テクニックは三者三様で、分離色1色のみで描く作品もあれば、分離色に普通の水彩絵の具を合わせたり、色鉛筆を加えたり、デジタルで調整したりと、プラスアルファのテクニックも幅広く紹介します。
さぁ、「分離色」にチャレンジして、アナログならではの魅力的なイラストを描いてみませんか。
編集:フィグインク